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UECS(ユビキタス環境制御システム)とは

UECS システムイメージ

ユビキタス環境制御システム(UECS: Ubiquitous Environment Control System)は、温室や植物工場などの施設栽培向けに作られた、農業ICTを実現するための通信規格および、その通信規格をベースとしたプラットホームです。

UECSを利用すると、様々なデータを一元管理でき、より高度な栽培用ICT/IoTシステムを構築できます。

  • 栽培施設に設置する計測機器やコントローラ機器(ノード)は、マイコンを内蔵。各ノードは単独でも動作可能です。
  • 「自律分散」制御とネットワーク利用で、適切な栽培環境に制御します。
  • 小規模から大規模までの植物生産施設に対応でき、どの規模の施設でも全てデータ収集が可能になります。
  • 耐故障性が高く、システムの構築は段階的に可能。予算や更新時期に合わせて、導入・増備が可能です。
  • ネットワークを標準で備えますので、UECS導入で植物工場・ハウスをICT化出来ます。
  • ノードはそれぞれWEB画面を持っており、PCやタブレット端末などから操作・参照が可能です。

UECSの詳細は

ユビキタス環境制御システム研究会(UECS研究会)で詳細情報を公開しています。また、この研究会が規格の管理も行っています。 詳しくは、UECS研究会へ。

 

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UECSの応用品について

UECSは、農業分野向けに作られているものの、基本技術はインターネットで一般的に用いられているTCP/IP、XML、htmlを用いており、通信文等の記述方法を農業施設の事情に合わせて特化させています。また、様々なデータに対応できる汎用性を備えています。

このため、農業分野以外にも、UECSの仕組みを利用した装置やシステムを構築可能です。

植物栽培のための環境制御システム

UECSの本来の目的は、植物の生育環境を適切に自動管理し、植物生産を効率的化し、生産者に利益をもたらす事にあります。この目的のために、環境を計測し、そのデータを伝送し、暖房器や換気窓などのアクチュエータコントローラで適正に環境を制御させます。

当方では、様々な計測・制御用のUECS機器を有しています。

詳しくは 植物環境制御システム へ。

気象計測・エネルギー計測

当方では、UECSをIoT/ビッグデータ分析/交通インフラ監視のための気象計測システムに適用して供給した実績のある装置や、試験的に地熱の適正利用のための温泉モニタリングに適用した装置を有しています。

 

 詳しくは センシング へ。

UECS対応機器構築用のコア部材

当方では、UECS対応の機器・装置を構築するための、基板やソフトウェアを用意しています。

当方のコア部材は、UECS初期開発時に作られたコア技術の流れを組む品物です。

  • CPUカード(std-USE)は、LAN機能の他、避雷回路を搭載しています。
  • ミドルウェア(EOLUS)は、TCP/IPスタック、Webサーバ機能を搭載し、専用のクロス開発環境(eclipse + GCC)も用意しています。
  • 小ロット生産品、実験・試作目的に気軽に使用可能な、I/Oボードも用意。
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